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プロフィール
「お前、名前は何ていうんだ？」
「………」
少女は、まるで自分の名前は何だったっけ？と思い出すかのように、頭を斜めにしてきょとんとした表情をした。男は、おいおい、と少々苦笑した。
「マフィン！マフィン・ポロネア・ポポロ」
「……何？マフィン・ポポ…？」
やたらにポの字が多い妙な名前に、彼は訝しげな顔をして聞き返した。
「マフィン。マフィンだよ！」
「………」
「よし、マフィン。僕達は今日これでさよならだけど、またいつか逢う日が絶対やってくる。いや、僕からお前を捜しにいくさ。そしたら……」
マフィンと名乗る少女は、その透きとおった茶色い瞳を一層きらきらと輝かせた。